この日はクラブツーリズムの企画による、分とく山 広尾本店でのランチでした。本店はディナーのみ営業なので、ランチでこんな懐石が楽しめる機会はこの時くらい。
先付けの、紫蘇水無月など。爽やかな一皿からスタートです。
前菜。巣篭もり揚げは、ホタテのしんじょうが詰められたしいたけ。肉厚で美味い。あん肝のポン酢ゼリー掛けはキュッとする酸味があん肝のまったり感と合って良い。
鱧!薄味だけど食べ進めるうちにちょうどよく感じられる塩分が胃の腑に染み渡ります。
お造り。今回の中で一番好きで印象にのこりました。太刀魚、美味しかった…。
食べられる飾り。可愛い。
これは毎回コースに組み込まれている鮑の磯焼き。磯の香りが漂う一皿。やわらかく調理された鮑がまた美味しい…。
写真を撮り忘れましたが、すっぽんの鍋のような一皿もありました。すっぽん、初めて食べたかも。熱々なのが嬉しい。
土鍋ご飯は、雑魚と獅子唐。青山椒の香りがそそります。
ご飯はべちゃっとしてなくてパラパラで、これぞプロの味…!お漬物もまた美味しいんだ…。
デザートは、マンゴー寄せと抹茶葛焼き。
今回は水無月ということで、初夏らしい爽やかな内容でした。全部がしみじみ美味しくて、体に染み渡る感じ。美味しかった…!相変わらず野崎さんをはじめスタッフ全員のにこやかな接客ぶりも相まって、至福のひと時でした。